『ちはやふる』も『シン・ゴジラ』も『君の名は。』も『この世界の片隅に』も観ていない自称映画好きが2016年に観てオススメする映画3本

日劇場にて『ドント・ブリーズ』と『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』を観覧しまして今年劇場で映画観るのも納めた感があるので、今年のオススメ映画3本をご紹介。

 

【ボーダーライン】(原題:SICARIO)

いわゆる中南米麻薬戦争のお話なので描写はとにかくハードボイルド&乾きまくってる感が凄い。

ベニチオ・デル・トロ&ジョッシュ・ブローリン初登場時の胡散臭さ、その後に描かれる良く言えばプロフェッショナルさ(悪く言えば無慈悲さ)等々、観た後にはずっしり重い感情しか残らない映画ですがとにかくあの乾いた感じがとんでもなくいい!

コミック版TOKYO TRIBEも2より断然1派なので、デル・トロのあの感情が欠落しているような乾いた演技にヤられました!

今年一番のオススメです!

ただ一番ド頭にシカリオとは~みたいなテロップ入るんですが原題がシカリオだってわかってないとなんのこっちゃになってしまうので、原題は覚えておいたほうがいいよ!

 

【シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

なんだかんだ現在進行形で成功しているマーベルシネマティックシリーズってキャプテン・アメリカシリーズじゃないですかね?

今回はやっとウィンターソルジャーの洗脳も解け、仲間入りするのかと思いきや今度はヒーロー感の違いからアベンジャーズ(ソー除く)巻き込んでの一大お家騒動のお話です。

ヒーロー同士がガチでぶつかるんだから面白くないわけがない!って感じなんですが、こういうヒーロー大集合モノって現実はなかなかうまく事が運ばなかったりして肩透かしだったり期待外れだったりするケースが多々前例に挙げられるんですが、そこは脚本がうまくできてて安定の面白さ。

アイアンマンとキャップが仲違いする事でややシリアス気味に物語が展開するも、アントマンとめでたくMCU初お目見えのスパイダーマンがいい感じのコメディリリーフとして効いていてそこまで重苦しい展開にならなかったのも良かった。

まとまり方もお見事!としか言い様のない締め方でエンターテイメントってこういう事!が詰まった良作です。

前述のボーダーラインは正直誰にでも薦められる作品ではないのですが、こちらは誰が観ても楽しめる作品ではないでしょうか。

 

スナッチャーズ・フィーバー  喰われた町】(原題:There are Monsters)

どこかで聞いた事があるようなタイトル、ストレート過ぎる原題。

あからさまにB級ホラーの雰囲気醸しだしてます。

お話自体もそれほど珍しくもないインベイジョン+モキュメンタリーもの。

これは微妙かな…と思ってたんですが!予告編を観て評価が一変!

怖い!とにかく怖い!!

ホラーは苦手どころか大好物なので結構な数のホラー映画観てますし、大抵のゴアシーンではニヤニヤ笑ってるくらいなんですが、劇場で観て予告編と同じ"あのシーン"で思わずビクッとしてしまいました。

来る!とわかってて同じシーンでビビった事なんて初めての経験!

静と動の使い分けがうまいというかとにかく圧倒的に怖がらせ方がうまいのでホラー上級者の方にもオススメです! 

 

というわけで話題作はほとんど観てない自称映画好きによる2016年オススメ作3本でした。