Infinity Fader + TTM56Sでカットラグが広がってしまったためOリングを追加して物理的にカットラグを詰める
TTM56Sも修理から戻ってきた事ですし、Infinity Faderを導入したんですがどうもノーマルのフェーダーと比べるとカットラグが広い。
異常なほどの堅牢性やそういう細かいこと気にしない感じは超アメリカっぽくて好きなんですが。
とはいえ、やはりカットラグはなるべく詰めたくなる性質。
DJ/ターンテーブリズムまとめ (@atwikidj) さんから以下の方法を教えていただきましたが
(ってYouTubeのアカウント見てもこれ、ColdCuttin (@Cold_Cuttin) さんの動画ですね)
僕自身、機械的、電気的な部分の知識が皆無なため、今回は例によって物理的にカットラグを詰める方法です。
Vestaxの時と違って公式でカットラグスペーサーなんぞは出ておりません。
内部構造は複雑ではなく両端のOリングがフェーダーの跳ね返り防止とカットラグの調整を兼ねているようなので、単純に内部のOリングを追加してカットラグを詰めようという寸法です。
ここで必要になるのがOリングの内径と線径、特に線径がラグを詰める際、直接関わってくる要素です。
Oリングの寸法規格について詳しくは以下のサイトをご参照ください。
寸法規格だけ見ると山ほどあるんですが、フェーダーレールの径、つまり内径は約3mmですので内径3mmで絞り込むとそれほど種類は多くありません。
今回は、線径1.0mm、1.5mm、1.8mmの三種類を用意してみました。
こうしてみると、線径1.5mmが同等品のように見えますが、実際に隣に並べてみるとこうなります。
線径1.5mmだとやや小さめ、1.8mmでほぼ同等といった感じです。
ですのでちょっと話はズレますがもし本体付属のOリングをなくしてしまった場合は線径1.8mmのOリングで代用できるかと。
実はOリングを発注する前、フェーダー左側に本体付属のOリングを2つ重ねてみたんですが、その時は音が切れずに音出っぱなし状態になってしまいました。
まず本体付属Oリング + 線径1.5mmで試してみます。
………するとこれでバッチリ切れました!カットラグもほぼなくいい感じです。
その構成でフェーダー右側も設定してみたところ……音漏れが若干出ました…
これは大変めんどい事に左右のカットラグにブレがあります。
というわけで、フェーダー右側は本体付属Oリング + 線径1.0mmでチャレンジ。
予想通り、右側も調整バッチリではないでしょうか。
どんな感じかは以下の動画を御覧ください。
Infinity Fader - TTM56Sカットラグ詰め
といった感じで、今回も物理的にカットラグを詰めていくお話でした。